【今日の働く人vol.2】5000億企業を見据える会社の人事総務部長とは。

Company, interview, 今日の働く人2017.9.27

Comfort Zone広報部の福原です。

今回は【今日の働く人】シリーズ第2回目をお送りします。

 

 

グローバルワーク、ニコアンド、ローリーズファームなどのカジュアル衣料品を展開する企業、『アダストリア』。

今回はそのアダストリアにて人事総務部長をご担当されている

 

田中 良興 (Yoshioki Tanaka) 様

 

にインタビューしてきました。

 

 

 

紳士服からスタートした、アダストリアの60年の歴史

 

アダストリアは、元は水戸の紳士服屋だったのですが、会長のお父さんがもともと経営していた服屋で、会長の代に60〜70で高度経済成長期になって余暇も楽しむ余裕もでてきたので、カジュアルもやろうということで今の基盤が出来ました。

そして1980年ごろにチェーンを展開しました。

 

ところがチェーンを展開して、アメリカのカジュアルブランドを輸入し他のですが、他の企業にどんどん真似られてきてしまいました。

 

そこでオリジナルブランドで差別化していかなければだめだということでつくったのが92年に作ったローリーズファームです。

 

 

 

当時は商社にOEM(Original Equipment Manufacturer他社ブランドの製品を製造すること)をして作るのが主流でしたが、OEMだと他の会社とも取引があるので似たような商品が店にならんでしまいます。

 

 

それだとやはり差別化にならないということで川上から川下までやろうと生産部門までくっ付けてSPA(Specialty store retailer of Private label Apparel 企画から製造、小売までを一貫して行う)の体制になりました。

 

ファッションを通してワクワクを伝えたいワクワクのあるトレンドを取り入れたマーケットとして、様々なニーズに応えていけるようにマルチブランド戦略を取っています。

 

 

最近はファッションだけではなく新規事業を展開しています。例えばカフェカンパニーと提携し、WIRED CAFÉを開店しました。

服だけでなく、ライフスタイルといったもう少し広いカテゴリーでワクワク感を伝えています。

 

 

アダストリアのマルチブランドの方向性として、なるべくブランドとしてのエッジを立てていこうと思っています。

 

ひとつひとつのブランドのエッジが立っていないとマルチブランドでやっている意味はあまりなく、同じようなブランドに見えてしまうと本来の目的に合わないので、それぞれのエッジを立てるのはすごく大事な点です。

 

 

とはいえやっぱりマルチブランドはすごく非効率になるというデメリットもあるので、

どのように店をみせるのか、どのようにアイテムを見せるのか世界観をどう表現するのかというVMD(Visual Merchandisingビジュアルマーチャンダイジング)のノウハウは横展開していきます。

 

 

 

 

 

今後50年後を見据えた際、市場におけるアダストリアの立ち位置、方向性についてお聞かせください。

 

 

今後は海外にも展開していくので、5000億円規模ののグローバルなプレイヤーになっていこうと思っています。ベーシックではなくもう少しトレンドがあるファッションをみんなに提供していこうと考えています。

 

 

 

 

どうして今の職に就こうと思ったのか?

 

 

この仕事に就こうと決断した決め手は、2つあります。

 

1つ目が「人」です。

 

特に会長の人柄の良さに惹かれました。

 

会長は、すごくチャーミングな人です。

 

 

面接の日はすごい雪が降っていて、電車の遅延を恐れた私は、わざわざ車で行って東京駅の駐車場に止めて、オフィスに向かいました。

私自身は時間には間に合ったのですが、肝心の会長が30分ほど遅れてご到着されたのです。

 

 

会議室に通されて会長が出てきたのですが、下着の上にそのままジャケットを羽織って、マフラーで出てきて、「ちょっとシャツにコーヒーをこぼしてシャツを買いに行かせたんだけど、さすがにこれ以上待たせられなかったから」といって中尾彬さん みたいになって出てきて(笑)

 

本当にこの会社のトップの格好なのかなあと思いましたよ(笑)

 

そういうところがすごくチャーミングで、惹かれるものがありました。

 

 

そのあとは、アダストリアの水戸の幕末の話から創業の話まで気さくにお話ししてくださりましたね。

 

 

そして、何か質問は?と聞かれ、

学生の質問みたいな感じで「今までで一番嬉しかったことはなんですか?」って聞いたら、こう答えてくれたんです。

 

 

もともとは販売職ってすごく評価の低い職業として見られていて、水戸でやっていたときも結婚する予定の社員の奥さんのお父さんが怒鳴り込んできて、「こんな販売職を嫁にやるつもりはねえ」って怒鳴り込んできたんだよね。

 

それがなんか悔しくて、販売職の地位を高めていこう、みんなが誇りを持って働けるようにしていこうというようなことを考えてやってきたんだ。

 

そしてそんな中で、会社が大きくなって創業当時からやってきた社員に子供ができて、ちゃんとやっていけるようになった時が一番嬉しかった。

 

 

 

そのような話を聞いて、ああ、本当に社員を家族のように大事にする人なんだなあと、感じ「人」への想いを十分に感じました。

 

 

人事をやるのだったら、ネット企業がすべてそうとは言わないけれど、どちらかというとすごい短期視点で目先の人事課題を潰していく会社でやっていくよりも長期的に人のことを考えてやっていける会社のほうがいいと思ったのです。

 

 

さらに、社風に通じるものですが、基本的にすごく家族的というかアットホームだなあとそれ以上の表現が見当たらないというか、そこも決めてですね。

 

 

アットホームと言っても、ぬるい感じのアットホームではなく、基本的には体育会的な感じ。新しいことなり目標に向けてお客様のためにやる。一体感というかそういうところはあります。

 

変化とか新しいことは大変だけれども、それを今は楽しんでます。

 

 

 

 

求める人材とは?

 

 

求める人材としては、会社として5000億に向けてマルチブランドとして全方位網をやっていこうと思っていて、国内も海外も新規事業も全部やってやろうという風潮があります。

 

 

そして、それだけのことをやろうと思えば仕事もどんどん複雑になっていく、求められるものが多くなってくるので、それぞれの人が自分の能力を広げていく、自分の仕事の深さを出す、スペシャリスト(専門家)であったり、幅広い分野で活躍できるジェネラリストであったりっていうのがやっぱり必要になってきます。

 

 

これから日本国内で人を確保するのは難しくなっていく中で、優秀な人材に長く働いてもらってしっかりとそういった人たちの確保ができるように、私たちも働き方の多様性等、少ない人員でも難しい仕事ができる環境を作っていくのが大切だと思っています。

 

 

 

 

入社される方はどんなタイプや傾向がありますか?

 

 

一つはアダストリアのブランドが好きな人が多いです。

 

次に学生の方で多いのが、

「なくてはならぬ人となれ 。なくてはならぬ企業であれ」という企業理念に惹かれた方です。

 

 

あとは販売職なのでお客さんに喜んでもらうとかお客さんに提案するのが面白いって方が多いですね。

 

 

 

 

 

これから社会人になろうという学生に向けてアダストリアのアピールポイントをいただけますか?

 

 

僕の場合、新卒の就職活動は氷河期で大変だったんですね、とにかく大変だった記憶があって、一つだけ電気機器メーカーから内定を得て、そこに入りました。

 

 

ところが就活中に家族が交通事故に遭ったので、就活どころではなく、自分が何をしたいなどを考える余裕もなく、事故で意識のない母親をなんとかしていなければ、とにかく大きい会社でやっていきたい、営業職みたいなところが自分に合いそうだな、くらいの視点でししか選べなかったんですね、

 

 

ただ、そのあとで自分はこういうこと楽しいなとかこういうことで自分を成長させていきたいなみたいなことで何度か転職をしてきて自分なりの道を模索しながら見つけてきました。

 

 

僕は就職活動の時に全て見えてなくてもいいと思っていて、その時点でこういうことしたいとかこういうこと目指していきたいとか前向きに取り組んでみるのが大事かなと思います。

 

 

話は飛びますけど、

僕はスティーブジョブスが好きで、スタンフォードでスピーチしたあの、

「Connecting Dots」。

僕はあれがすごく好きで、やっぱりキャリアの話ってやっぱりああいうことだなと思います。

 

 

自分も新卒で電気機器メーカーに入って、営業の経験をして、その後人事に入ってその経験が役に立ちました。

 

人事になったのも本当に偶然で、とあるコーヒーチェーン店企業の店長になろうとして応募したら、突然人事やらない?と聞かれ、将来的にお店に入れるならいいやと思い入りました。

 

 

 

そこから人事を経験し、人が頑張ってそれが報われる環境を作っていきたいなとおもって現職に就きました。

 

 

この時に、人事はやらない、店長をやるんだって決めつけていたらそういう道は開けてなかったと思うし、誰かが進めてきたことを面白がってやってみる、そのうちそれがつながっていくというのはまさにその通りだなあと感じました。

 

 

なんとなくこれをやっていくというのを決めつつなんでもそれを面白がってやっていくというスタンスが大事かなあと思います。

 

そういったものが後から気付いたら繋がっていたんだと思います。

 

 

うちの会社は変化の激しい会社なのでいろんな偶然が起こりやすいです。いろんな人とのつながりができやすい会社だと思うし、色々楽しんでいるとその人なりのキャリアみたいなものができていく会社です。

 

 

そういう変化を自分でもワクワクしながら楽しんでいけるのが当社のアピールポイントですね。

 

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