【今日の働く人vol.1】転職でなく転社を繰り返すマーケターとは。

Business, interview, 今日の働く人2017.9.19

 

こんにちは!Comfort Zone広報部の福原です!

この度は、ユニバーサルペーパー株式会社マーケティング部 シニアマネージャー

平賀 敦巳 様にインタビューをさせて頂きました。

 

 

■プロフィールとご来歴

ユニバーサルペーパー株式会社

マーケティング部 シニアマネージャー 平賀 敦巳 様

 

慶應大学での学生時代、私は独占禁止法・反トラスト法といった経済法を学ぶゼミに属しました。

その中で大学院まで進んだのは私ただ一人でした。

 

研究会の中で、リサーチアシスタントを担当し、当時は院生がいなかった為、大学生をピックアップして、研究を手伝ってもらっていました。そんな中、大学院を進められました。当時飛び級の制度があり、大学4年をスキップして、大学院に進み、就職することを前提に、一年だけ学費を親に出してもらいました。

 

 

大学院で学びながら、就職活動をスタートしました。文系の大学院生の就職活動は厳しかったのですが、いくつか内定はもらいました。その中の一つは、当時就職ランキング一位くらいの企業でしたが、二回ほど面接しただけで入ることが出来ました。しかしあまり自分のことを見ているように感じず、自分である必要はないと思い入ることを辞めました。

 

 

どうせなら外資系で一旗揚げるのも面白いかと考え、アムウェイという会社に入りました。法律をずっと専攻していたため、世間と外れ悪いことをしてしまう人をどうやってずれないようにするか、ずれた人をどうやって元の道に戻すかという仕事をしていました。

 

 

そのような部署に最初4年間くらい、培ってきたリーガルシンキングを活かしながら働いていました。そんな中、たまたま、プロジェクトチームに抜擢されて移動が決まり、さあ別の部署で働こうと意気込んでいたところ、一か月ほどで社長が変わり、プロジェクトチームが中止になりました。リストラのため塩漬けにされたんですよね。

 

中止の期間は三か月ほど続き、その間はずっと本を読んでいました。辞令が出るまでは何もできず、リストラが終わる段階で配置転換が行われ、マーケティングの部署に移動になり、そこから、私のマーケティングキャリアが始まりました。

 

アムウェイでマーケティング部署に移動してから4年勤めました。しかし、アムウェイは囲い込みができており、何を出しても商品は売れていきました。

ここでマーケティングをやってもしょうがないと感じ、よりマーケティングを深く学ぶため、転職を決意し、髭剃りや、剃刀を扱うシックスに入社しました。最初の9ヶ月は男性物を扱い、6年間の残りは女性ものに携わりました。

 

そこでずっと剃刀のマーケティングを行なっていました。シックはカテゴリーが剃刀しかなく単一であった為、そこのマーケティングチームは小さく10人ほどしかいませんでした。自分は最初プロダクトマネージャーとして入ったのですが、最終的にはシニアに上がり、マーケティングマネージャーとして女性用カテゴリーの責任者にまで成り上がりました。

入社した時、髭剃り市場では3割から4割のシェアだったシックは、私が辞める時には5割以上のシェアまで伸ばすことができました。

 

しかしながら、その女性用カテゴリーは2人で行なっており、マーケティングの実務的には問題はありませんでしたが、ピープルマネジメントの経験には欠けていました。

昇進するか別の場所に移るかを検討しており、結局転職活動を始めました。

 

 

その後ロクシタンに就職し、鷹野 志穂さんの下で4年間マーケティングマネジャーとして、働きました。ロクシタンでは5人から10人のチームを任されましたが、このままでは上に上がることは厳しいと考え、なにか大きな役職を任されることはないかとオープンに待っていたところ、亀山というローソクの会社から声をかけられて、マーケティングの事業責任者に近い形の役職を任せてもらえるということだったので、4度目の転職をしました。

 

 

亀山では、ローソクとキャンドルの2つを扱っており、新規事業のキャンドルハウス事業部という、アロマキャンドルやライフスタイルに関わる事業部に所属しました。そこで3年間ほど働き、マーケティングの責任者として入り、執行役員にもなりましたが、最終的には会長と折が合わず転職しました。

 

今の会社は、シックの時と似ており、主戦場がドラックストアやスーパーなどで、親和性が高く、1番成長出来たのがシックの時であると感じていた為、またそこに戻れたような感覚で仕事ができています。

 

 

・「転職」ではなく「転社」

 

これからの時代は、いろいろな会社をその時々で移る生き方が増えてくると思います。マーケティングというスキルを一本身につけ時代に合わせて様々な業界会社で活動していく。それはマーケティング以外にもファイナンスやサプライチェーンで一本建てる人もいるだろうし、各分野のプロが、「職」は変えず、「社」を変えるだけと言う働き方に変化していくのだと思います。

 

 

 

・マーケティングの面白さ

 

マーケティングには楽しいという感覚があります。

もともと法律を学んでいましたので、法律とは過去に起きたことをもとに、物事をどのように着地させるかを考えることがメインであります。

 

一方マーケティングは逆であり、将来をどのように作っていくかが中心であります。そこに魅力を感じました。

 

社会人になってから、スティーブ・ジョブズの演説を聞き、あの有名な「Connecting dots」点と点を意識して、目の前のことに一生懸命取り組んでいました。

 

自分は転職が多かった分、その度に自分の点を見返すことが多かったですね。

 

 

 

現在の会社、株式会社ユニバーサルペーパーで平賀様はどのようなことを行なっていますか。

 

APP(アジア パルプアンドペーパー)という、世界TOP3内に位置している、製紙会社の中で最大級の会社があり、その子会社です。

 

日本の企業とも関連があり、AEONや資生堂などとコラボしたりしています。

 

工場は全部で30くらいの工場がインドネシアと中国にあり、APPの製品作りの中で最も特徴的なものが、森林から持っていることです。木のほとんどがパルプで出来ており、その原料から作っていることが特徴です。

 

垂直統合モデルと呼ばれており、普通の製紙会社は木は外部から仕入れており、他ではなかなか見られない形態で、木で売ったり、パルプの状態で売ったり、ジャンボロールというものに加工した状態で売ったりと、各段階での販売を行なっています。

 

日本には販売会社が2つあり、ユニバーサルペーパーは家庭紙だけを扱い、それとは別にAPPJは、産業用紙などを扱っている会社であります。インドネシアの企業では始めて経団連に参加しました。

 

 

会社(ユニバーサルペーパー)としては50人、派遣社員を合わせると60人くらい働いています。営業を中心に働いており、半分以上は営業です。

 

ところが営業メインでは限界を迎えつつあったので、マーケティングの力を使うことになり、自分が会社に来ました。

 

営業の役目としては、小売に持っていき勝ち取ること。そしてその営業を支援するのが、マーケティングの役目です。

 

 

差別化をはかることが難しいカテゴリーであります。品質は気にされず、ほぼ価格で選んでいる為、ブランディングの方向性は、付加価値の高いものを提供することで、印象を向上していき、根付かせていくと言ったロングタームでの計画が多いですね。

 

 

 

インドネシアのチームに相談したりグローバルにマーケティングを展開している。

 

家庭紙の市場はマイナス0.9パーセントだったが、2016年には3%ほど上がっている。

ユニバーサルペーパーではソフトケースのティッシュを推進しています。

ソフトケースはティッシュ市場の中で3%しかなく、ほとんどが紙箱であります。

 

ソフトは詰め替え用に比べ、しっかりしたものと見られにくい。

国内でソフトを作っているのは、3、4社です。

 

 

 

 

人材面に関して、どんな人がいる傾向にあるのか。

どんな未来に期待をして採用を行うのか。

 

出来てから10年しか経ってない新しい会社のため、チャレンジ精神のある人を求めています。寄らば大樹の陰のような思考の人は行こうと思わないし、来ても相性が合わないと思います。

 

これまでは営業の力だけで伸びて来ていました、そして踊り場になって来た時に、そのまま伸び続けられるか失速するかは今いるメンバーをどのように組み合わせ、船が同じ方向に行けるかどうかにかかっています。

 

そういう意味ではベンチャーのようでもあるかもしれない。

今いるメンバーと有志のメンバーがどのように会社作っていくかかが新たな成長軌道に乗せていく上での重要な所になってきますね。

 

ですので、挑戦して自分は会社を成長させていくところに面白さを感じ取れる人や、海外とのコミュニケーションを厭わず出来る人、そういう人を求めています。

 

 

 

最後に、これからキャリアを選択する学生さんに向けて

 

学生は少子化のため、売り手市場であり、学生の方が有利な時代がきますね。

 

自分がやりたいことを本当にやればいいとよく言いますが、本当にやりたいことを見つけることは難しく、知っている情報に偏り、その中で決断をしてしまうことはあります。そしてそれはある程度仕方ないことでありますが、意図的に情報を狭めてしまうことだけは避けた方がいいですね。

 

自分の身の周りだけ、わかりやすいところだけでなく、もっと広くオープンに貪欲に情報を取った方がよいと思います。

 

同じく情報の取り方でいうと、自分の全く縁のない情報を取ってみる。

 

例えば文系ならばあえて理系の情報を取ってみるような行為がとても重要になっていきます。文系と理系という分け方も正しいというわけではなく、勝手に判断せずに可能性を見出し、取り組んでいく態度が重要だと考えています。

 

 

以上が今回の平賀様のインタビューの概要です。

Comfort Zone広報部はこれからもビジネスの第一線で活躍する一流の方々にインタビューを行なっていきたいと思います。

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